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楽しくコーヒーの淹れ方を学ぶ 「喫茶あおい」×「兵庫高校」

2022年7月31日。快晴の青空。透き通った美しく高い空を見ながら。神戸市長田区。兵庫県立兵庫高等学校。神戸電鉄長田駅から徒歩15分。夏休み中の校内。部活動に励む生徒のみなさんの声が賑やかで、活気があります。

今日は8月11日に開催される「神鉄モバイルCoffee」に備えて、日本学生珈琲協会の代表、そして、大阪市東淀川区に所在する「喫茶あおい」のオーナーでもある、恒松(つねまつ)さんをお招きして、コーヒーの基礎知識を学ぶ「コーヒーの淹れ方講座」が開催されました。

淹れる人が変われば、全く同じ条件でも、同じ味のコーヒーを淹れるのは、ほとんど不可能に近い。そう語る恒松さん。コーヒーを愛し、そして知り尽くしているからこそ、わかること。高校生のみなさんに語りかける口調も、真剣そのもの。熱のこもった分かりやすい解説は、これまでの経験値の高さを如実に物語ります。

初めて淹れる、本格的なコーヒー。飲んだこともない、とか、コーヒーの匂いはなんとなく好き。とか。普段の生活の中で、あまり意識したことのない、未知の飲み物。高校生たちの好奇心は自然に次第に大きくなっていきます。

時間(お湯を1回で注ぐ量)、温度(高温のお湯と低温のお湯では約5度違う)、粗さ(コーヒー豆を挽く際の粒度)の3つの軸を基本に、自分たちの個性を活かした「淹れ方」を、恒松さんからの丁寧な指導を通して見つけていく。何回か練習した後は、それぞれの「こだわり」を磨く。自分の好きな味に少しでも近づけていく。

この地道な作業、いや、修行。真剣そのもので、見ていて熱くなります。

本番まで、あと少し。自分たちが通う長田駅。この「まち」をイメージしたスペシャルブレンドを用意して。この「まち」に住むみなさんを、コーヒーを通して、自分たちの力で、笑顔でいっぱいにしたい。そんな高校生たちの純粋な想いを、様々な人が関わって、実現していく。

神鉄沿線モヨウガエプロジェクト。人と人が、気持ちの部分から繋がって、多くの共感の輪を生み出していく。まちづくりには絶対に欠かせない、大切な気持ち。こういった「想い」を育むのも、大切なミッションの一つです。

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