11月26日土曜日。
この日は「ペン習字体験会」と題して、神戸電鉄長田駅の駅前にある建物で「NAGATA pen cafe」のプレイベントを開催しました。
普段はシャッターが閉まったままの駅前の一角。建物は老朽化し、どこか寂しい雰囲気を漂わせるこの場所に賑わいが生まれれば、駅へのイメージも変わり、まちも明るくなるのではと高校生は考えていました。
【イベント予告】兵庫高校生が万年筆の魅力を伝えます ~NAGATA pen cafe~ - 神鉄沿線モヨウガエ (kobe-cube.jp)
今回選んだテーマは「万年筆」。多くの人に万年筆の魅力を伝えるという取組を通して、駅前、そしてまちの賑わい創出を目指します。
イベント当日に向けては、放課後や休みの日を使いながら駅や周辺地域でイベントPRに走り回りました。
ただその一方で、少しコアなテーマ設定であるが故に、果たしてお客様は来てくれるのだろうかという一抹の不安もあったようです。
そして迎えたイベント当日。すでに開始時間前から20名弱の来場者で倉庫前は混み合っていました。
当初の予想を上回る状況に、高校生は驚きと戸惑いを隠せない様子でしたが、来場者一人一人に誠心誠意向き合い、各々でレクチャーの方法を工夫しながら取り組む姿が印象的でした。
今回用意された6種類の万年筆は、メーカーの違いだけでなく、線の色や太さ、書き心地がそれぞれに異なります。普段はなかなか出来ない体験に、来場者はあっという間に惹きつけられ、次々と別のタイプの万年筆に手が伸びている様子でした。
この日は長田駅を発着点とする「粟生線全線開業70周年サイクルトレイン」イベントが実施されていたこともあり、解散後に立ち寄るイベント参加者も見受けられ、多くの方々に高校生の想いや万年筆の魅力が伝わったことでしょう。今回の課題と収穫を糧に、次回の開催イベント「NAGATA pen cafe」への準備が着々と進められています。
ペン習字体験と淹れたてコーヒーの両方を楽しめる「NAGATA pen cafe」は12月11日(日)に開催予定です。
高校生が一杯ずつ抽出するオリジナルコーヒー「長田ブレンド」も提供を行い、万年筆の魅力を語り合うのにぴったりな空間と時間を演出してくれます。
「神鉄モバイルCoffee」のテストトライアルを行いました - 神鉄沿線モヨウガエ (kobe-cube.jp)
実施場所は前回と同じく、神戸電鉄長田駅前にて。
12月11日(日)、兵庫高校生が自慢の万年筆とオリジナルコーヒーを用意してお待ちしています。