2025年2月6日、有馬温泉駅で進めてきた再整備工事が完了し、ますます魅力的な駅空間へと生まれ変わりました。
この日は再整備工事竣工を記念するお披露目式やイベントも開催され、小雪が舞う中、沢山の方に足を運んでいただきました。


神戸市と神戸電鉄では駅を中心とした賑わいづくりの一環として、これまで花山駅や大池駅において駅舎の建て替えや駅前広場の整備等を進めており、今回は日本三名泉にも数えられる有馬温泉を駅から楽しんでもらおうと、駅ホームやコンコース等に様々な工夫が施され再整備されています。
~有馬温泉駅のデザインコンセプト~
①「和」の風情が感じられ、温泉街との一体感を醸成する空間
② 駅をご利用になるすべての方にとって憩いが感じられる安らぎのある空間
<駅ホーム>
まず電車を降りると、”有馬伝統の竹細工”をモチーフにした暖かな色合いの照明が目に入り温泉街を彷彿とさせます。
ホーム中央のベンチは”温泉の洗い場”をイメージした丸鏡や仕切りが設置されており、記念の撮影スポットとしても活躍してくれそうですね。
(※写真撮影の際には周囲の方へご配慮いただくとともに、電車の発着時には十分お気を付けください)


また、有馬温泉駅は登山やハイキングの発着点としても人気であることから、ハイカー向けの施設として”登山靴の砂や泥を落とせる洗い場”が改札内に新設されました。
改札正面には登山道の案内図も設置されておりますので、温泉に加えて魅力たっぷりな六甲山系の自然も楽しんでみてください。


<駅外観・コンコース>
駅正面の外壁には”木の縦格子”を取り付け、有馬温泉にゆかりある豊臣秀吉にちなみ、太閤橋の欄干をイメージした仕切りや秀吉の馬印「瓢箪(ひょうたん)」が描かれた暖簾や柱があしらわれています。


駅コンコースは木目調の天井や壁が温もりを感じさせてくれる雰囲気に一新し、新たに待合室が設置されました。
地域の方の憩いの場としても過ごしていただけるようにベンチにはシートヒーターを内蔵し、寒い冬でも快適に過ごせる仕様となっています。


生まれ変わった有馬温泉駅を起点に、魅力たっぷりの有馬温泉エリアを是非訪れてみてください!